Archive for the 'ベルリン映画祭2018' Category

審査員ヒューヒュー!

24日 第68回ベルリン国際映画祭10日目

まだまだ上映もたくさんある本日は、授賞式の合間に邦画のプレスチケットが取れて、観る映画はそれが締めとなる。

 

インディペンデント賞授賞式

観れてたコンペからの受賞作は納得。それ以外からも結構よさそうなのがあったなあ。

 

わたしたちの家 清原惟監督ほかQ&A付き上映

凝った脚本にバッチリのロケーションでみせる。日本の新人監督達は凄いな。

 

金銀熊賞受賞者会見

よくぞ、この作品に金熊を!の意欲作、問題作、衝撃作Touch Me Notが受賞。いいぞ!審査員!

 

記者層が違ってた

23日 第68回ベルリン国際映画祭9日目

 

Mug プレス試写

ヘヴィメタ好きの長髪男が主人公でコメディーっぽく始まるのが、次第にアイデンティティーや社会問題も絡んでくる。

 

In the Aisles プレス試写

巨大倉庫みたいな店舗で働きはじめた男の恋物語。タトゥーがいっぱいの体を制服で隠すようにして黙々と働く男、フォークリフトの操作ができるようになったら一人前とか、丁寧に描かれる仕事のディティールが良い。雲行きの怪しい恋の行方が気になるも、後ろ髪引かれつつ次の試写のため最後20分ほど残し出る。Transitでも主人公だったフランツ・ロゴウスキが主演。コンペ2作で主演ってすごいな、要注目俳優だ。

 

Blue Wind Blows Q&A付き上映(富名哲也監督、畠中美奈プロデューサー)

佐渡島を舞台にした可愛らしい兄と妹、その母(内田也哉子)の物語。演技初体験の島の子らしいけど、自然に名演しちゃう子供ってすごいな。内田裕也、也哉子親子共演。映画祭で唯一子供観客OKのジェネレーション部門なので、小学生がたくさん観てました。しっかり質問もしててお利巧。

 

Songwriter 記者会見(マレー・カミングス監督、エド・シーランほか)

前日試写したエド・シーラン・ドキュメンタリーの会見。記者層がいつもと違って、若くて可愛いお嬢さんが多かったけどファンってことはないよね?音楽誌の記者?

http://songwriterfilm.com/

問題作

22日 第68回ベルリン国際映画祭8日目

 

Museum プレス試写

ガエル・ガルシア・ベルナル主演の博物館お宝泥棒のお話。父と息子の話に加えコメディーっぽいとこもある。

 

Touch Me Not プレス試写

ドキュメンタリーみたいなドラマ。親密さを求めて彷徨う女性、カウンセリング、セラピー、秘密クラブ………。きわどいシーンもあるけど、切実さがちゃんと伝わって興味本位では観られない。問題作と言われそうな映画。

 

Songwriter プレス試写

エド・シーランのドキュメンタリー。監督はエドのいとこにあたるマレー・カミングス。

http://songwriterfilm.com/

日本の大御所と新人監督

21日 第68回ベルリン国際映画祭7日目

 

My Brouther’s Name Is Robert and He is an Idiot プレス試写

3時間近い作品、次の試写のため、最後は観られず。とっても近しい双子の男の子と女の子のお話。思春期の二人の近さが危ない感じもあるけど、どう終わったかなあ。

 

予兆 散歩する侵略者 プレス試写、記者会見(黒沢清監督)

ちょうどこの日、出演してる大杉漣さんの訃報が伝わり、驚く。

http://yocho-movie.jp/

 

Unsane 記者会見(スティーブン・ソダーバーグ監督、ジョシュア・レナード)

予兆の会見と重なり、試写できず。もうすぐ公開だからイギリス帰ってから観ようかな。

 

あみこ 山中瑶子監督Q&A付き上映

20歳の監督さん、勢いある。高校生を等身大で描けるのも歳近いせいか。

 

 

 

 

 

ガス・ヴァン・サント~ウィレム・デフォー

20日 第68回ベルリン国際映画祭6日目

 

Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot プレス試写、記者会見(ガス・ヴァン・サント監督、ホアキン・フェニックス、ウド・キア)

アル中~事故~車椅子の実在したカートゥニスト、ジョン・キャラハンをモデルにした映画。主演ホアキンはじめ、ウド・キア、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラックとそれぞれそれらしい役の中、ジョナ・ヒルの役が意外で笑える。

 

ウィレム・デフォー名誉金熊賞記者会見

以前の会見では言葉少ない印象だったけど、さすがに自分一人が主役の会見はよく話してジョークも飛ばしてました。余裕の感じ。

 

Pig プレス試写

ミステリー仕立てのコメディーで写真から想像したより軽い話。

 

 

再現映画

19日 第68回ベルリン国際映画祭5日目

 

U-July 22 プレス試写

キャンプ中の学生たちを乱射した事件のフィクショナル再現映画。臨場感あり。

 

3 Days in Quiberon プレス試写 

ロミー・シュナイダーの再現映画。けっこう似てる女優さんが演じてるけど、実物の方がコケティッシュ。

 

7 Days in Entebbc プレス試写、記者会見(ジョゼ・パジーリャ監督、ダニエル・ブリュール、ロザムンド・パイク他)

ドイツ人のハイジャッカーが、乗客を人質にイスラエルと交渉しようとした事件の再現映画。上の2つは覚えてるけど、これは知らないかも。後で調べなきゃ。

 

Season of the Devil プレス試写

何年か前にも7時間だかの映画で参加したフィリピンの監督による約4時間の映画。白黒でアカペラで歌うミュージカル仕立てのフィリピン暗黒時代。

 

少年少女から爺婆

18日 第68回ベルリン国際映画祭4日目

 

The Prayer プレス試写

矯正施設としての教会。信仰か愛か、というと大げさだけど、若い人たちなのでそこまで重くない。

http://www.le-pacte.com/france/prochainement/detail/la-priere/

 

Daughter of Mine プレス試写

あばずれな実の母か、堅実な育ての母か。ステレオタイプのようだけど、けっこうみせる。

 

The Real Estate プレス試写

老人の逆ギレみたいな話。コメディーならいいけど、シリアスなので困ってしまう。

珠玉のドキュメンタリー

17日 第68回ベルリン国際映画祭3日目

 

Doviatov プレス試写

最後近くで実話と知って、それなら許すと思った。 作ったキャラなら、あんまりだけど、実際に居たならすごいかも。

 

Transit  プレス試写

クライムスリラーみたいに始まって、シビア過ぎる現実が一転して大人のおとぎ話風にまとまっていくのが意外で良い。

http://www.neoncinema.com/production-film/transit/en/

 

港町 想田和弘監督&柏木規与子プロデューサーQ&A付き上映

観察映画の面目躍如な第7弾。little gemという褒め方を時々見るけど、こういう映画を言うんだろうな、小さな宝石って。日本語では珠玉となるかな。

http://minatomachi-film.com

 

The Happy Prince 記者会見

前日試写したルパート・エヴェレット監督主演映画の会見、エミリー・ワトソンはいたけど、コリン・ファースがいなくて残念。

なにかと期待はずれ

16日 第68回ベルリン国際映画祭2日目

 

The Heiresses  プレス試写

苦境にいるらしい裕福な家の初老女性とその母。スローな進み具合で途中退場者もいたけど、最後は拍手。じっくり丁寧に見せたからこそ伝わるものがある映画。

 

Damsel プレス試写、記者会見(デヴィッド&ネイサン・ゼルナー監督、ミア・ワシコウスカ、ロバート・パティンソン)

軽いウェスタンコメディー。こちらの最後はブーイング。デヴィッド・ゼルナー監督はトレジャーハンター・クミコの方が良かった。

 

Black47  プレス試写、記者会見(バリー・コーガンほか)

アイルランドの暗黒時代をアイルランドの監督が撮ったというから社会派かと思ったら何とアクションヒーローもの仕立て。ダンケルク聖なる鹿殺しのバリー・コーガンが目立つ脇役。

 

The Happy Prince プレス試写

ルパート・エヴェレットが監督、主演のオスカー・ワイルドの没落後もの。ちょっとトゥーマッチ。

犬ヶ島~リバーズ・エッジ

15日 第68回ベルリン国際映画祭開幕

 

審査員記者会見 (トム・ティクヴァ、セシル・ドゥ・フランス、チェマ・プラド、アデル・ロマンスキー、ステファニー・ザカレク、坂本龍一)

質問も飛んで、ティクヴァ審査員長の次くらいに発言の機会が多かった坂本龍一、さすがの知名度と思う。

 

犬ヶ島 開幕映画プレス試写・記者会見(ウェス・アンダーソン監督ほか多数)

笑えるツボがいっぱい、特に日本語がわかる日本人には。得した気分で楽しめました。

会見はキャスト、スタッフあんまり多くて、ティルダ・スウィントンが記者席側に座ってるという豪華さ。

http://www.foxmovies-jp.com/inugashima/

 

リバーズ・エッジ Q&A付き上映(行定勲監督、二階堂ふみ、吉沢亮)

パノラマ部門オープニング作。共感できないようなキャラクターでさえ、生々しい感情は迫ってくる力作。Q&Aでの発言にもいちいち納得。

http://movie-riversedge.jp/


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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