Archive for the 'ベルリン映画祭2012' Category

小さい作品たち

ロンドン映画祭11日目 ()内は映画祭カテゴリー

Sightseers  (Laugh Gala) 試写

イギリスらしいブラック・コメディ。綺麗に終わると見せて、最後にもう1つブラックな笑いがある。これをガラにもってくるとこにロンドン映画祭らしさを感じる。

公式ブログSightseers Blog

サイトシアーズ~殺人者のための英国観光ガイド~として2013年9月28日より公開決定(2013年8月8日追記)

Kauwboy (Family) DVD試写

ベルリン映画祭ジェネレーション部門参加作だったのを、そちらでは見られず、こちらで試写。忙しくて息子にまで手が回らないような父と2人暮しの男の子が、子ガラスと友達になるお話。良い子役と動物には負ける。

公式サイトKauwboy

※上の公式サイトがリンク切れになったようですので、こちら公式フェイスブックKauwboy de film | Facebook(25日追記)

The Road:A Story of Life or Death (Journey) DVD試写

イギリスの様々な移民を撮ったドキュメンタリー。地味ながら、じんわりくる。

Beware of Mr.Baker (Documentary Competition) DVD試写

試写でも見たけど、もう一度確認したくて再度DVD試写。これ、やっぱ面白いわ。シリアス、パワフルな作品が多いドキュメンタリー・コンペだけど、ひょっとしたら、いけるかも。

公式サイトBeware of Mr. Baker

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試写5日目 パワフルドキュメンタリー登場

ロンドン映画祭試写5日目 ()内は映画祭カテゴリー

West of Memphis (Documentary Competition)

ウェスト・メンフィス3知らなかった。ジョニー・デップとかも支援に立ち上がった有名な3人の容疑者のこと。子供が3人まとめて殺される酷い事件が起こって、その憎しみをぶつける対象として格好の若者たち3人が犯人にされてしまう一連の流れが怖い。

でも、これ、限りなく真犯人に近い人の名前があがってるのに、司法取引のせいで、つかまえられないってこと?アメリカの司法制度って謎だ。

公式サイトWest Of Memphis | Official Site

Sister (Love)←このラブというカテゴリー、家族愛とかも含めてるようです。

ベルリンでも見たのを再度。2度目でも、また同じとこで泣きそうになる。

公式サイトwww.mozinet.hu Sajtó – mozi, filmek, kritikák

Zaytoun (Debate)

ちょっと上手くまとめすぎた気も。映像も俳優もいいし、紛争地域の生活を描くという狙いは買うけど。

試写2日目 疑問氷解

ロンドン映画祭試写2日目。()内は映画祭カテゴリー

Laurence Anyways (Love)

ザヴィエル・ドランの監督3作目。悪くないけど監督デビュー作の衝撃は超えなかった2作目を経て、3作目ではっきり力量を見せた。現在23歳のドランが主演もした前2作の若者の恋より、もっと人生の重さがのしかかってくる大人の愛。前2作同様、脚本やプロデュースに衣装とかもドランが手がけてる。主演や相手役もぐっと年齢が上がってて、今回ドランは出てないのかと思ったら、パーティーシーン台詞なしで1コマだけ顔出し。

性転換を考える教師兼作家の男性と、その恋人として長年連れ添った女性の10年に渡るお話。偽りの自分を生きてきた男性と、それを打ち明けられる女性の両方が描かれる。お互い愛し合ってるだけに、つらい。自伝的なデビュー作は、本人が演じた息子役はもちろん、お母さんもしっかり描けてるのが凄いと思ったけど、今回も、ちゃんと男女両方に等分に目が行ってる。それが極端な題材でも独りよがりな作品にならない秘訣かも。ヘビーにかぶせる音楽とか、スローモーションとか、相変わらず効いてる。いい映画の予感がビシバシのオープニングに負けないエンディングには拍手もあがってた。

関係ないけど、主人公の台詞で1つ疑問が氷解。性転換してしばらくたった主人公が、女性として自信がついてきたか?という質問に答えて、自信はない、けど、決意はある、とキッパリ。綺麗な女装の人を見ても、ふうーんてなもんだけど、ショーン・ビーンが女装でやった役→BBC One – Accused, Series 2, Tracie’s Storyみたいな、ごつさの残る女装の人には、頑張れという気持ちになるのは、それだったのか。決意が見えるんだね、女をやっていくぞ、っていう。女装の(元)男性に限らず、決意して、それを引き受けていく気概が見える人は、かっこいい。ローレンスも、かっこいいです。

公式サイトLaurence Anyways

わたしはロランスとして2013年9月7日公開(2013年9月7日追記)

Shell (First Feature Competition)

他に何もない道の途中のガソリンスタンドに住む父と娘のお話。少女から大人へというところの危うく、みずみずしい娘と、娘に頼らなくてはならない持病のある父。少ない登場人物で緊迫感がある。父役のジョゼフ・マウルとか、通りすがりのケイト・ディッキーとか上手い俳優さんたちは、やはり見せるけど、主役の若い新人女優さんも良かった。

The Hunt (Debate)

濡れ衣を着せられ、地域の嫌われ者になっていく男の話。これだけ見たら、まあまあ面白いと思えたかもしれないけど、上2つと並べて見ちゃうと、どうしても、普通のドラマに思えてしまう。ゆるさも目立つし、先が読めちゃうし。マッツ・ミケルセンがかっこよすぎるのもマイナスかも。もうちょっと、嫌われそうな、やな感じの人が主役なら、もっとリアリティ出たはず。いや、かっこよすぎて嫌われてる?ジェラシー?

試写1日目

今日からロンドン映画祭試写。()内は映画祭カテゴリー

Celeste and Jesse Forever (Laugh)

好感度大のラブコメ。

公式フェイスブックCeleste and Jesse Forever | Facebook

My Brother the Devil (First Feature Competition)

ベルリン映画祭で見逃したのをキャッチ・アップ。ストリート・ギャング×兄弟愛と思ったら、もう一ひねりあった。ひねりが効いたのかどうかが微妙。

公式フェイスブックMy Brother the Devil | Facebook

Room 237 (Cult)

ルーム237って、あのシャイニングの怖いお部屋の番号。バスルームの美女と思いきや…ギャーというあれです。そのシャイニング、コマ送り、逆回して微細に検証すると、アッと驚くことがいっぱい。もうーワクワク見ちゃいました。これだけ仕掛けたスタンリー・キューブリック監督も大天才だけど、その仕掛けを見つけた人もすごい。

公式サイトRoom 237

秋の映画祭その1

秋は映画祭が続くロンドン。まずは日曜にジパング・フェストへ。

エンカウンターズ +飯塚貴士監督Q&A

手作り感が脱力する可笑しさにつながってるお人形アニメ。と言っても、ストップモーションじゃなく、お人形を動かして撮ってる昔懐かしい制法。

公式サイトワッヘンフィルムスタジオ

グレートラビット

ベルリンで受賞会見とトレーラーしか見られなかったのが、やっと全部、って数分の短編だけど、見られた。不思議で、なんかすごい。

公式サイトATSUSHI WADA

緑子/MIDORI-KO

サラッとした絵だけどストーリーにちょっとエログロが混じる。10年を超えて描いたという力作。

公式サイト黒坂圭太新作アニメーション映画「緑子 MIDORI-KO」公式ウェブサイトへようこそ! – Keita Kurosaka/Animation movie [MIDORI-KO] Official website!

以上の中短編3本まとめてビヨンンド・アニメとして上映。幅広いなあー、確かにビヨンドかも。

サウダーヂ +富田克也監督と脚本の相澤虎之助Q&A

勢いを感じるインディペンデント映画。失業者が鬱屈を移民にぶつけるお話の映画が、イギリスだけじゃなく日本でも出てきんだなあ…

公式サイト富田克也監督作品 映画「サウダーヂ」 空族制作

あれから1年の3月イギリスでも

昨日BBCで震災の子どもたちのドキュメンタリーがあった。

将来、放射能の研究家になりたいという女の子や、重機の運転手になりたいという男の子は、亡くなった友達の話をする子ども同様、まさに震災の子どもたちを感じさせる。

ライトが点滅する避難区域が窓から見えるくらいに近い小学校に通う子どもたち、親が放射線量を測りながら外で遊ばせる姿はインパクトがあった。あれを見てたら、山本太郎とか藤波心みたいな人が出てくるのも無理ない。噂に聞いてた両者とも、ベルリンでの岩井俊二のドキュメンタリー(ベルリン映画祭終盤)で、やっと見られたわけだけど。

今回のベルリンでは、ほかにも舩橋淳(ベルリン映画祭中頃とブリッツその後)、藤原敏史ドキュメンタリー(ベルリン映画祭終盤)で、前者では朽ちた牛に、対照的に後者ではきれいな風景にショックを受けた。見逃してしまった平林勇監督の短編『663114』もスペシャル・メンションを受けたから、よい作品だったに違いない。

こうして、いろいろな人がいろいろな映像を残すことが、まずは大事と思う。

公式サイトBBC Two – Children of the Tsunami

ニュースでも取り上げてた。BBC News – Fukushima child’s playtime starts with a fallout check

悪者になって考えたドイツ

ベルリン映画祭覚書も、ひとまず見た映画全部あげられた。これで一安心。うっかりすると、後でタイトル聞いただけでは、見たかどうか思い出せなかったりするから。ボケてんのかしら?

あとは、ゆっくりと思いつくままに、感想など。

見られたのは、コンペ作品、日本関連映画、特別上映。その中で日本軍が悪者として登場する映画が重なり、ちょっと複雑な心境。

それで、つらつら考えるうちに、そういえばドイツ軍って、悪者にされる映画ばっかり、ということに思いあたった。ドイツ軍と言えば、血も涙もなく命令を遂行する人たちという感じで、ピチッとした髪型と制服でいかにも冷血そうに描かれるのがパターン。ヒットラー、ナチスのせいなんだろうな、この悪者イメージ。見てる映画が英語の映画、アメリカやイギリスあたりの映画で、ドイツは敵軍ということもあるか。

ドイツのみなさんも、そういう映画を見て複雑だったりするのかな?そしたら、しょっちゅう複雑で大変かも。ほぼ世界中に配給されるハリウッド映画なんて、ドイツにもいくだろうし。それとも、もう、そういうものとして、慣れっこだったりして?


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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