イギリスの巨匠ケン・ラッセルが亡くなった。この春の映画祭に登場してたのに。
ザ・リバティーンズのドキュメンタリー上映など、話題満載、チケット完売続出のイースト・エンド映画祭 – シネマトゥデイ
合掌。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
イギリスの巨匠ケン・ラッセルが亡くなった。この春の映画祭に登場してたのに。
ザ・リバティーンズのドキュメンタリー上映など、話題満載、チケット完売続出のイースト・エンド映画祭 – シネマトゥデイ
合掌。
Children of The Revolution/チルドレン・オブ・ザ・レボリューション
イースト・エンド映画祭5月2日上映
バーダー・マインホフ・グループのリーダー、ウルリカ・マインホフと、日本赤軍のリーダー、重信房子のドキュメンタリー。2人の娘が主な対象なので、タイトルの革命の子どもというのはそのままの意味のようだ。Tレックスの同名の曲、使われてるかな?とも思ったけど、それもなし。マイケル・ムーアみたいにシリアスを面白く味付けじゃなく、シリアスをそのまま淡々と見せている。
ちょうど、その日の朝、ウサマ・ビン・ラディンが殺されたというニュース。
アメリカのストリートで歓声を上げる人の映像に、ちょっと薄気味悪さを感じた。「血に飢えた人たち」と嫌悪感をこめて形容したイギリス人もいたけど、アメリカでも同様に思った人もいたそうなので、少し安心。
一面だけ見てはいけないのは何事もそうだけど、そういう意味では、このドキュメンタリーも、2人の女性テロリストを、娘のベティナ、メイから語らせているので、違う顔も見えて面白かった。
一面というより表面的にしか知らなかったし。日本赤軍は、リアルタイムでニュースを見てた事件の断片をうっすら記憶してる程度だし、マインホフはバーダー・マインホフ 理想の果てにで知ったくらいだもの。重信メイが日本でニュース・キャスターしてたというのも知らなかった。日本では有名でしょうか?初めて見たけど、美人なのにも驚いた。
上映後、観客の質問に答えてたシェーン・オサリバン監督もお初にお目にかかった。イースト・エンドが本拠地らしいから、この映画祭ともなじみがあるのかも。ロバート・ケネディのドキュメンタリーも作ってた人のようだ。歴史的事件を別の角度から見るのが得意らしい。
※革命の子どもたちとして、2014年7月5日公開(2014年3月29日追記)
Red Road/レッド・ロード
イースト・エンド映画祭5月1日上映
2009年に見た中でいい映画と言えば、真っ先に思い浮かぶのがアンドレア・アーノルド長編監督映画第2作目のFish Tank。掘り出し物と思っていたら、それよりも高く評価する人もいた1作目。何時かは見なきゃと思ってた、何時かが来たわけです。
パワフルということではフィッシュ~以上かも。主演ケイト・ディッキーは、いつも細い体で力強い演技を見せてくれる。監視カメラの映像をチェックする仕事中、一生忘れないだろうという男が映像の一つに映し出され…という展開がスリリング。フィッシュ~より登場人物の年齢層が高く、生活感もにじみ出たベッド・シーンが生々しい。
公式サイトRED ROAD – Verve Pictures
*上記サイトがリンク切れとなっていましたので、こちらでどうぞ。Red Road on Myspace Films – New Films & Documentaries(2012年6月11日追記)
Fish Tankは日本ではシネマフィル・イマジカでフィシュタンク~ミア、15歳の物語として放映されたらしい。DVDも発売されるといいな。主演のケイティ・ジャーヴィスはじめ、ハリー・トレッダウェイとか若くてきれいな人も出てるし、マイケル・ファスベンダーもカリスマ全開だし、最初に見るとしたらフィッシュ~の方が入りやすいと思う。
公式サイトFISH TANK – IFC Entertainment
久々に、イギリス映画、イギリス俳優、イギリス監督でまとめられて、ちょっと満足。イギリスの映画 など というタイトルをつけたブログ、などネタの方が多くなるのも、なんだかねー。