昨日も、お目当ての映画の上映前にDVD試写室で見逃し分、
United in Anger: History of ACT UP
エイズが出始めた時代に出来たACT UPという団体のドキュメンタリー。文字通り、エイズとその周辺に向けられる偏見、無理解、対応の遅れへの怒りで結ばれた人たち。大きなムーブメントになって、薬の承認を早めるなど成し遂げた。でも、最初に元気に声をあげていた人たちが、映画の終わり頃は、どんどん亡くなってるのが悲しい。「ACT UPはセクシーよ」という女の人のコメントもあったように、切実だったけど、カッコいい、クールと思わせたのも、たくさんの人を巻き込んでの活動になった要因かも。
公式サイトhttp://www.unitedinanger.com
そして、お目当ての、
Les Invisibles
こちらもドキュメンタリーで、7,80代くらいのLGBTのおじいさん、おばあさんたちが主人公。違う時代を生きてきたお年寄りの話は面白いものだけど、自分を抑えて生きなきゃいけなかった人たちだけに、しみる話ばかり。子沢山の家に、中絶失敗みたいな形で生まれて、他所に預けられたというおじいさんとか、まさに人に歴史あり。おじいさん同士で靴下はかせてあげたり、お料理したり、微笑ましい場面も多くて、ほっこり。関係者参加のない上映にもかかわらず、拍手のうちに終わる。
行きは外に出たらビックリの寒さで、帰りがますます冷え込んだと思ったら、今朝は雪が積もってた。天気予報によると、このままイースターに突入らしい。かなしー。