第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(火)
180° Rule
幼い娘を連れて、結婚式に参列した母に起こった悲劇。行く前に、夫が参列するなと言っていたことから、悲劇がより複雑になる。
悲嘆にくれている人がそんなことするわけないと思う展開でリアリティーはないが、どう着地するかという興味でとりあえず最後まで観た。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(火)
180° Rule
幼い娘を連れて、結婚式に参列した母に起こった悲劇。行く前に、夫が参列するなと言っていたことから、悲劇がより複雑になる。
悲嘆にくれている人がそんなことするわけないと思う展開でリアリティーはないが、どう着地するかという興味でとりあえず最後まで観た。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(火)
I Am Samuel
ケニア人ゲイ男性サミュエルのドキュメンタリー。
ベルリンで観た映画I am Michaelを思い出した。ドキュメンタリーではなく、ドラマ映画だったけど、実話が基だし。→元ゲイ活動家を描いた異色作とは?ジェームズ・フランコが語る
おのずと比較してしまうが、あちらの方が面白かった。なにせ、ゲイの人権活動家から一転してストレートのクリスチャンになった実在男性が主人公。実話自体が論議を呼んだものらしい。
別のタイトルにしたら、比較されずに済んだのに。でも、面白かったあちらを思い浮かべて観る人もいるかな。ゲイが認められないケニアでサミュエルを5年追ったということでは、頑張ってるけど。
公式サイトhttps://www.wearenotthemachine.com/projects/I-AM-SAMUEL
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(火)
Farewell Amor
17年ぶりに妻、娘と共に暮らすことになる男の話。
ニューヨーク、ブルックリンに、はるばるアフリカ、アンゴラからやってきた妻、娘を迎えるも、ギャップが大きすぎて、ほぼ他人。
また家族になれるのか?が見所になるアメリカ移民ストーリー。といっても、社会派というよりファミリードラマ、わりと下世話な男女間、また、親子間のイザコザが展開する。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(火)
Relic
行方不明の年老いた母を探す娘と孫娘。
あっけなく、母、帰る、のだが、どこで何してたか言わない。認知症?何かに取り憑かれてる?判別つきかねるのが怖い。
主人公となる娘役エミリー・モーティマーが相変わらず上手い。地味目な役者さんだけど、何でも危なげなくこなす実力派だ。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月5日(月)
A Day-Off of Kasumi Arimura
全8話を数人の監督、脚本家で分けて担当している有村架純の撮休の初回、是枝裕和監督分。
先妻の子を、暖かく歓迎する後妻。そして、後妻役が風吹ジュンとくれば、そして父になる。あちらでは福山雅治演じる主人公の背景を表す良いサイドストーリーだったけど、こちらではメインでじっくりと。
あっ、風吹ジュンがまたしても是枝作品で後妻役というだけで、ストーリーは別物です。タイトル通り、休日の有村架純が主人公だし。有村架純本人が演じる有村架純という女優を主人公にしたフィクション。
微妙な間柄、感情を無理なくすくい上げてみせるのはさすが是枝監督、上手いなあ。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月5日(月)
Siberia
シベリアでバーをやっている男を、ウィレム・デフォーが演じる。
雪の中にぽつんとバーがある設定がもうシュールだが、展開も現実と空想の狭間のようだ。
実験映画? わけわからない映画とも言えるけど、デフォーで観せる。ほかの役者だったら、成り立たないかも。
きわどいセクシュアルなシーンが、物語の中で重要なパートを占める。デフォーいくつになるのかな。がんばってるなあ。
と思っていたら、アベル・フェラーラ監督はPasoliniの監督だった。あれもデフォーならではだったな。
公式サイトhttps://vivofilm.it/production/siberia/
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月5日(月)
Herself
シングルマザーが家を建てようとする物語。
家賃は高いし、買うのも高いし、第一、賃貸住宅にしろローンにしろ、シングルマザーには借りるのが大変。というのは、わかる。だからといって、自分で建てようと思う?
この主人公は思うんだな。しかも、善意の人がワラワラ湧いてくる。御都合主義なとこも多いけど、観てる間はそれなりに楽しめる。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月5日(月)
Shadow Country
白黒の画面で描かれる、歴史に翻弄されたある村の惨劇。
ヒットラーが台頭する頃の、ドイツ、シュヴァルツヴァルトにある村が舞台。
フランス、スイスとの国境近くにある村を支配する国が変わる度に、村人が分断され、殺しあいにまで発展していく。どこにでもあるような、男女間、雇い主と使用人間、隣人間での黒い感情が、支配、被支配と重なって噴出する。
ヒューマニティーさえ届かないような、人間のダークサイドが現れる状態に置かれてしまう村人が哀れだ。国境近くという場所でなければ、ヒットラーの時代でなければ、のどかな村であったろうに。
第64回ロンドン映画祭 プレス試写
10月5日(月)
Stray
一匹の野良犬を追ったドキュメンタリー。
犬だけじゃなく、犬のいるトルコのドキュメンタリーにもなっている。
野良犬のラフさと変わらないほどラフなトルコが観られる。