第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月9日(水)
Official Secrets
日本でもオフィシャル・シークレットとして公開で記事にできました。
映画、イギリスのあれこれ by Yukari
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月9日(水)
Official Secrets
日本でもオフィシャル・シークレットとして公開で記事にできました。
第63回ロンドン映画祭
10月8日(火)
The Two Popes 一般上映
日本でも2人のローマ教皇として公開で記事にできました。
アクション多めでみんなでワイワイできる映画は劇場で、じっくり楽しみたい映画は家で…変わりつつある映画鑑賞スタイルの二極化
さて、このフェルナンド・メイレレス監督映画、スケジュールが合わず、プレス試写できなかったので、一般上映で観たら、隣の席がマイク・リー監督だった。巨匠はお一人でいらしていた。
上の記事中でも書いているように、意外に軽みもあって、笑えるシーンも多いのだが、リー監督、ニコリともせず、食い入るように鑑賞されていた。
今年65歳になるメイレレス監督は、77歳になったリー監督の一回り年下だ。もちろん、リー監督がイギリスの巨匠なら、優れた作品を連発してきたメイレレス監督だってブラジルの巨匠かもしれない。それでも、リー監督から見たら、だいぶ後輩の作品、しかも半分コメディーにもなってる映画を、あそこまで深刻、真剣に観るとは。ますます尊敬。
第63回ロンドン映画祭
10月7日(月)
37 Seconds 一般上映後 HIKARI監督Q&A
英語が達者なのはもちろん、お話も達者で、聴衆をひきつけたHIKARI監督、小さい頃から舞台経験があり、学生時代をアメリカで過ごしたという経歴をみて納得。
日本でも37 セカンズとして公開で記事にできました。
第63回ロンドン映画祭
10月4日(金)
Citizen K 一般上映後 アレックス・ギブニー監督、ミハイル・ホドロフスキーQ&A
ロシアで毒を盛られた?アレクセイ・ナワリヌイがニュースになったばかりだけど、そのナワリヌイも出ていたドキュメンタリー。主人公もナワリヌイ同様、プーチンに反旗を翻した人物。かつてロシアで投獄された大富豪で、現在はロンドン亡命中のミハイル・ホドロフスキーだ。ロンドンでは、元ロシア諜報部員アレクサンドル・リトビネンコ毒殺事件もあったから、胸中穏やかではいられないだろうな。
映画タイトルは、言わずと知れた名作市民ケーンに、ホドロフスキー Khodorkovsky のKをかけたもの。
映画関係者とは一味違う応答のホドロフスキー。シャープなギブニー監督以上に、身もふたもないズバリな発言で、笑いが起こったのを記事にできました。
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月8日(火)
Le Mans ‘66
タイトル通り’66 のル・マンを再現。
日本ではフォードvsフェラーリとして公開。
というわけで、フォードがフェラーリに挑んだ’66のル・マンの映画化。車を作るキャロル・シェルビー(マット・デイモン)と、ドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)のバディームービーにもなっている。
実在のこのコンビが秀逸。腕はたつけど型破り、ちょっとアホなドライバーという人物造形がミソ。ほんとにこういう人だった気がする。と思わせた時点で、もう成功でしょ。
公式サイトhttps://www.20thcenturystudios.com/movies/ford-v-ferrari
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月7日(月)
The Aeronauts
トム・ハーパー監督が、エディ・レッドメインにフェリシティ・ジョーンズ で、実在した天気予報の父みたいな人の実話をふくらませて映画化。
天気が予測できれば多くの人が助かるという信念のもと、上空を観測したい学者が、飛行高度の記録更新に挑もうという気球乗りに目をつける。
前年にこの映画祭参加だったWild Roseが、地味配役にもかかわらず、上出来だったハーパー監督、やっぱり上手い。研究一途な気象学者と、ショーガール的な要素もある女性気球乗りとの組み合わせにしたことで、しっかり見せ場を作りつつ、引き込まれる展開で、最後まで引っ張る。
Wild Roseの成功あってか、今回の配役は、博士と彼女のセオリーでオスカー受賞のレッドメインと、その時の相手役ジョーンズと話題性バッチリ。思い起こすだけで泣きそうな映画だったが、今回はまた違ったコンビの面白さみせる。
日本ではイントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたりとして公開。
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(日)
The Kingmaker
元フィリピン大統領夫人イメルダ・マルコスのドキュメンタリー。
マルコス大統領の失脚で、宮殿を追われた際、靴千足が出てきたとか、贅沢な暮らしぶりで騒がれたのを覚えている。
根っから、そういう人みたい。
文字通り、札束を持って、群がってくる人たちに、お金をばらまくイメルダのシーンがあった。カメラ前なのに、はばかることもないのに驚く。
民を治めるって、民主主義とか、正義とか、あんまり関係ないんだな。
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(日)
The Gold-Laden Sheep & The Sacred Mountain
捜索隊にも無理なほど奥深い山に墜落した飛行機を、謝礼金目当てで探す地元の羊飼い。ヒマラヤあたりのどこかが舞台。
荒々しい自然と、そんな地での暮らしぶりに圧倒され、ストーリーを追うというより、探訪ドキュメンタリーのように観てしまう。
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月6日(日)
Marriage Story
拍手が起こった離婚劇。コメディータッチで、ほっこりもさせる、ハートブロークンストーリーだ。
アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンの夫婦に、それぞれの敏腕弁護士、妻側のローラ・ダーン、夫側のレイ・リオッタもいい。
エンディングはもちろん、アダムが熱唱する『Being Alive』でも拍手が起こった。そこにはいない妻への思いのたけを歌いあげ、大きな見せ場になっている。
お互いに思う気持ちも、長年のあうんの呼吸もありながら…というところが胸に迫る良作。
日本でもマリッジ・ストーリーとして公開。
第63回ロンドン映画祭 プレス試写
10月5日(土)
White Riot
Rock Against Racismのムーブメントとコンサートを中心にしたドキュメンタリー。
70年代の熱さが伝わる。ザ・クラッシュの曲タイトルそのままの映画タイトル、もちろんザ・クラッシュも登場。
それにしても、経済状態が悪くなると、移民が叩かれるのは今も昔も変わらないのね。悲しい。
日本でも白い暴動として公開中。