2015年2月 のアーカイブ

シチズンフォーほか見逃しキャッチアップ

昨晩、チャンネル4でCitizenfourを見た。昨年のロンドン映画祭で見逃し、アカデミー賞受賞で残念に思っていたのが、もうテレビ放映とは有難い。

スパイものみたいな緊迫感で、しかも本物。告発者エドワード・スノーデンはもちろん、最初にスクープしたガーディアン紙のグレン・グリーンウォルドも、厳しい状況になっていく経過が怖い。スノーデンはロシア亡命だし、グリーンウォルドなんて、同性パートナーがテロの疑いをかけられ空港で拘束、当時も大騒ぎだったなあ。国を相手取ると、そんな目にまであうとは。

公式サイトhttps://citizenfourfilm.com/

 

ついでに、この年末、飛行機でキャッチアップの見逃し分も。

This Is Where I Leave You

父親が亡くなって、実家に戻ってきた、いい年になってる兄弟姉妹たちの恋愛のドタバタ劇を見せるラブコメ。ジェーン・フォンダ演じる豊胸手術で巨乳になってる母親が、最後に意外なオチで笑わせる。奔放な弟くん役のアダム・ドライバー、最近よく見る。売れてるなあ。

公式サイトhttp://thisiswhereileaveyou.com/

 

 

 

第65回ベルリン国際映画祭、日本人監督受賞

フランスからの出品となる瀬戸桃子監督の PLANET Σ(プラネット・シグマ)が短編部門で新設のアウディ賞受賞!

金熊賞はジャファル・パナヒ監督がタクシー運転手として隠し撮りする設定のドキュメンタリー・ドラマTaxi!パチパチパチ!

第65回ベルリン国際映画祭9日目

Cinderella コンペ外 試写+会見

さすがにCGとかすごくて綺麗なディズニー映画。シンデレラ役のリリー・ジェームズも可愛い。

公式サイトhttp://movies.disney.com/cinderella/

 

天の茶助 コンペ 試写+会見

暴力シーンとかヤクザとか北野武っぽいSABU監督映画。松山ケンイチはいつもながら熱演。

公式サイトhttp://www.chasuke-movie.com/

第65回ベルリン国際映画祭8日目

ワンダフルワールドエンド ジェネレーション14プラス一般上映+松居大悟監督登壇

後半、意表をついて荒唐無稽になってくのが面白い。小さくまとめてないとこが良かった。

公式サイトhttp://ww-end.com/

 

フタバから遠く離れて 第二部 フォーラム 一般上映+舩橋淳監督登壇

舩橋監督、グリーナウェイ監督に負けないくらい、しゃべりたおした。

公式サイトhttp://nuclearnation.jp/jp/part2/

第65回ベルリン国際映画祭7日目

Aferim! コンペ 試写

人種差別、偏見をユーモラスに、痛烈にみせる。モノクロなのもいいかんじ。

公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/aferimfilm

 

Eisenstein in Guanajuato コンペ 試写+会見

映画の中ではセルゲイ・エイゼンシュテインがしゃべりたおすけど、ピーター・グリーナウェイ監督もしゃべりたおした。

公式サイトhttp://www.submarine.nl/#!/project/eisenstein-in-guanajuato/

 

ダリー・マルサン フォーラム 一般上映+高橋泉監督登壇

日本特有の状況も出てきて、それに対するQ&Aも面白かった。

第65回ベルリン国際映画祭6日目

Under Electric Clouds コンペ 試写

建築途中のビルにかかわる人々を主人公にした不条理劇風オムニバス形式。思わせぶりに疲れつつ、いつ面白くなるかと待ってたのに、そのまま終わっちゃった。

公式サイトhttp://www.metrafilms.ru/en/under-electric-clouds.html

 

Every Thing Will Be Fine コンペ外 試写+会見

ヴィム・ヴェンダース監督、Pinaは3Dの意味大ありだったけど、これは3Dじゃなくても良かったのでは?今回会見3度目のジェームズ・フランコに、毎年のようにベルリンで見てる気がするシャルロット・ゲンズブール。

 

Selma 会見

映画同様、パワフルな会見。

 

水の声を聞く フォーラム 一般上映+監督、俳優登壇

監督、発言が強気。

第65回ベルリン国際映画祭5日目

I am Michael パノラマ 試写+会見

ジェームズ・フランコ主演、プロデュース、ジャスティン・ケリー監督で実在のゲイ活動家から宗教者に転じたマイケル・グラッツェの実話を描くもの。考えさせる映画。

 

Body コンペ 試写

刑事に障害があるらしい娘がいるだけでも複雑な話になりそうなとこに、オカルトめいた要素まで加わる。とっちらかった話にならないか心配したけど、上手いオチ。

 

Selma スペシャル 試写

マーティン・ルーサー・キング牧師のセルマでの行進の映画化。ストレートな感動もの。

公式サイトhttp://www.selmamovie.com

 

第65回ベルリン国際映画祭4日目

Mr.Holmes コンペ外 試写+会見

真田弘之出演の、イアン・マッケランがシャーロック・ホームズの基になった人(という設定)を演じるビル・コンドン監督作。ローラ・リニー上手い。

 

Night of Cups コンペ 試写+会見

面白いと言えば面白いけど、飽きると言えば飽きる映画。テレンス・マリック監督は会見不参加。でも、クリスチャン・ベイル、ナタリー・ポートマン参加で華やか。

 

The Pearl Button コンペ 試写

超絶綺麗な映像の、水についてのサイエンス・ドキュメンタリーかと思ったら、パワフルな社会派ドキュメンタリーだった。70年代の終わりから80年代の初めに、海に沈められた1200~1400人のパタゴニア・インディアンの話。

 

ベルリナーレ・スペシャルのLove & Mercy会見のみ

ポール・ダノ、エリザベス・バンクス、ビル・ポーラッド監督

 

第65回ベルリン国際映画祭3日目

Ixcanul Volcano コンペ 試写

グアテマラの民族の生活習慣が見応えある。親同士が決めた人とは別に恋人がいて…という話がありがちな悲恋物になるかと思いきや、最後のひねりがズシンとくる社会派ドラマ。

公式サイトhttp://www.lacasadeproduccionfilm.com/#!ixcanul/cd1v

 

Diary of a Chambermaid コンペ 試写

チープなお話が、チープなまんま終わっちゃった。せっかくレア・セドゥ主演なのに。ずいぶん昔の小説で、だいぶ前にも映画化されてるけど、そっちは面白いんだろうか。

 

Victoria コンペ 試写

出会ったばかりの男の子と女の子の会話が転がっていくボーイ・ミーツ・ガール的お話が、あっという間に酷いことになる息をもつかせぬ展開がお見事。140分なのに、だれない。

 

Out of My Hand パノラマ 一般上映+福永壮志監督Q&A

出だしが良い。暗闇の中を移動するランプの明かり、溝を掘ったゴムの木から流れてくる白い液、台詞がない映像に引き込まれ、すうっと物語りに入っていける。村上涼カメラマンの遺作だそう。合掌。

公式サイトhttp://www.outofmyhand.com

第65回ベルリン国際映画祭2日目

Taxi コンペ 試写

イランのジャファル・パナヒ監督映画。監督自身がタクシー運転手になる設定のドキュメンタリー風ドラマ。乗客たちの人生ドラマを通してイランの状況が垣間見える。

映画製作を禁じられても、こうして面白い映画を作ってしまえるのが、さすが。

 

Queen of the Desert コンペ 試写+会見

ヴェルナー・ヘルツォーク監督、出演の二コール・キッドマン、ジェームズ・フランコ、ダミアン・ルイスが会見出席。

ヘルツォーク監督にしては、ガートルード・ベルの半生をオーソドックスな大河ドラマにしてて、ちょっと拍子抜け。アラビアのロレンスのヒーローというより、ちょっと変人みたいに描かれるロバート・パティンソン演じるT.E.ロレンスは面白かった。

 

45 Years コンペ 試写+会見

Weekendのアンドリュー・ヘイ監督。熟年夫婦をシャーロット・ランプリングとトム・コートネイが演じる。ゲイの出会いを描いたウィークエンドの方が、ドキドキさせて、あきさせない分、面白かったとも言える。けど、ちょっとだれるような熟年夫婦の生活をじっくりみせる部分があればこそ、最後のシャーロット・ランプリングの表情がしみる。ランプリング、会見でもクールな発言にしびれた。声もかっこいい。

 


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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