ロンドン映画祭試写4日目 ()内は映画祭カテゴリー
Tall as the Baobab Tree (Dare)
アフリカのお話。怪我したお兄さんの治療費のために、学校も途中でやめさせられて売られるも同然で嫁に行かされそうな妹を守ろうとするお姉さんが主人公。宗教や習慣の違いとは言え、世界にはまだまだそういう待遇を受ける女性がいることを思い知らされる。
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Good Vibrations (Sonic)
闘争が激しい頃のアイルランドでレコード店を開き、いくつかのパンク・バンドを世に出すきっかけもつくったテリー・フーリーという実在の人物のお話。子どもの頃から音楽好きで、それをそのまま商売にしちゃったような人。でも、あまり商売になってないのが好ましい。みんなをゲストとして招いて赤字のライブやったりで、現在までに何度も閉店、再開を繰り返してるレコード店の店名がグッド・バイブレーションズ。なつかしいパンクの名曲に、殺伐としたアイルランド当時の記録映像もいい。
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The Loves of Pharaoh (Treasures)
エルンスト・ルビッチの1922年のファラオの恋の復元版。数百人という単位での戦闘シーンとか、当時としてはすごいものだったのかな。構図とか、かっこいいと思ったら、ルビッチ・タッチとして、その後の映画に影響を与えた人らしい。ストーリーとか、いろいろゆるいけど、1世紀近く前の映画はおおらかだったのかもね。これ、私が見た中では最古の映画かも。
公式サイトErnst Lubitsch: “Das Weib des Pharao”
戻ってから、ヒッチコックのシャンパーニュの生演奏つき劇場公開同時オンライン上映というのを見た。会場がさっきまで試写でいたBFIで、おうちにいながら試写が続いてる気分。ところで、これ1928年の映画だった。ファラオの恋と6年しか違わないのに、全然モダン。