2011年12月 のアーカイブ

お休みモードテレビ前半のヒット

先週くらいから、通常の番組がお休みになって、映画と再放送に、ちょっとクリスマスのスペシャル番組が混じるゆったりめのテレビ。

毎年のように放映されるクリスマス定番映画に混じり、Tamara Dreweがあったのがうれしい。昨年の劇場公開時には、気にしつつも、見逃し。

田舎に戻ってきた生きのいい娘タマラ・ドリューのジェマ・アータートン、インディーロックスター役のドミニク・クーパー、パブのお姉さんをいてこましたりしながらも、のどかな村で堅実に暮らすルーク・エヴァンスともども、はまり役。コミカルなとこ含めて、いい感じで、このお三方、それぞれ別の映画の取材で、目の前にいたのが嘘みたいだ。

そう言えば、ストーリーの要になるプチ・ホテルの女主人として登場のタムジン・グレイグとは、別取材で行ったサウス・バンクですれ違ったことがある。気がつかないふりをしつつ、内心ミーハーチックに喜んでしまった。

そのタムジンはじめイギリスの上手い役者さんがそろいつつ、狂言回し的な女学生が、ちゃっかりおいしいとこ持っていく最後も可笑しい。小品ながら、なかなか出来がいい。

公式サイトTAMARA DREWE | A Film By Stephen Frears

THIS IS ENGLAND ’88

THIS IS ENGLAND ’88鑑賞。

シェーン・メドウズ監督の代表作THIS IS ENGLANDの続編THIS IS ENGLAND ’86のそのまた続編が先週、3パートドラマとして3夜連続放映されたもの。

やっぱり、(to be continued…)続編があった。

というか、まだ続きそう。86で起こったロルの件が及ぼした状況が88で描かれ、それはまた今後にも波及しそうに、それぞれの人生を変えてしまっている。ちゃんと、元の映画の主人公ショーンもいて、そちらはそちらでいろいろある。

メドウズ監督、それぞれの一生分でも描けそう。そしたら、もちろん、全部見るけど。

上映館貸切状態で50/50

昨日、ロンドン映画祭で見逃した50/50鑑賞。

近くのシネコンの一番早い時間に行ったら、なんと50/50はほかに観客なし。めったにないことだから、いつも出来ないことをしなきゃ損な気がして、前の座席に足かけてみた。でも、汚さないように靴は脱ぐ小心者。それほど楽チンでもなく、結局は普通に座る。

駐車場に数台しか車なかったから、十くらいある上映室のうち、ほかも、きっとスカスカ。車が揺れるくらいの強風で、北のほうでは注意報とか出てたから、平日のそんな日に映画見に行く物好きは、あまりいないということか。

映画自体は、笑えて、ちょっと泣ける、ほのぼの系。傑作とか感動作とまでは言えないけど、悪くない。でも、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットなら、ミステリアス・スキンの方がいい。

テッド・ヒューズがウェストミンスター寺院に

テッド・ヒューズの名前と生没年、詩の一節が刻まれた石が、ウェストミンスター寺院のポエッツ・コーナーに納められた。

ヒューズといえば、シルヴィアで、ダニエル・クレイグがやってたな。夫人のシルヴィア・プラスの方が主人公で、グウィネス・パルトローがきれいだった。シルヴィアは同じく詩人で、夫の不貞にも悩まされ、自殺してしまう。死後、ピュリッツァー賞を受賞した。

やはりシルヴィアに感情移入して見たせいもあって、なんとなく敵視してたけど、その後、愛人の方も、ヒューズとの間の子どもと心中してた。そういうスキャンダルの影で、作品自体が正当に評価されてこなかったという意見を聞くと、ヒューズも可哀想かなとも思う。

スコセッシのクリスマス映画

昨日、試写、インタビューしたマーティン・スコセッシ監督のヒューゴの不思議な発明、イギリスでは今日公開。

家族でクリスマス・シーズンに見るのにぴったりのノスタルジックで心温まる作品。スコセッシの、映画へのオマージュにもなっている。それにしても、あのスコセッシが、こんなほのぼのとした映画を撮るようになるんだなあ。なんか、しみじみ。


映画ニュース/インタビュー

シネマトゥデイに書いている映画ニュース/インタビューはYahoo Japanなどに配信されています。

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