日本の地震が、ニュース報道とその解説番組から、よそへも移ってきた週末。
チャンネル4とBBCでは、それぞれ、1時間の科学ドキュメンタリーやってたし、チャンネル4ではコメディアンが時事問題を扱う番組でも取り上げられてた。お笑いの人は、笑いに紛らして、実はみんなそう思ってた、みたいなところを鋭く言ってくれる。今回も、あおりにあおった新聞とかチクリ。メルトダウン!だ、避難しろ!だと大げさに報じたとこ、今となっては、避難した人(その必要もなかった地域でという意味と思います)は、そろそろ戻ってもいいかもよ、くらいのことは言わなきゃ、だって。
被災地ではないイギリスのメディアがあおるのを(日英の報道の違いについては19日のフォールス・アラームご参照を)責める気はないけど、ちょっと溜飲を下げた。
週末はニュースも少なめで、各局移りながら見ても、たいして日本のニュースもなし。情けないけど、リビアのニュースも、あまり頭に入ってこないし、これまで、けっこう見てたドラマなんかも、どうでもよくなってる。カチャカチャしてる時に唯一オッと止めたのが、オーケストラがビートルズとか聴き馴染みのある曲目を演奏してるコンサートのドキュメンタリー。
頭がほかのことでいっぱいになってる時でも、注意を引く音楽の力はすごい。いや、イケメンの力だったかも。バイオリニスト、クラッシック界のベッカムとも呼ばれてるデヴィッド・ギャレットという人だそう。興味のある方は、ググッてみてください。
「福島原子力発電所」の事故は、混沌とした状況です。
世界中の英知が必要です。
「東日本大震災」の被災者には、まだまだ支援が必要です。
すでにご存じでしょうが ”kizuna311″では、末長い支援を
続けるようです。
toukouさん、コメントありがとうございます。
イギリスでは日本の地震に関するニュースが少なくなってきました。
このブログで、ご紹介することも徐々に減ってきています。
地震発生時と、原発の冷却作業が上手くいくかどうかわからなかったあたりが、ピークと思います。
原発については、日本脱出しなくてはいけないのでは?と思わせるような勢いであおっている報道もありました。
ここで書いているコメディアンが言っているのは、そのことです。
そういう状況を脱したという意味では、ニュースが減っていることは、いいことと思います。
ニュースが減っているからといって、支援は減っているわけではありません。
イギリスからの支援は、公的、個人的なレベルで様々行われていて、ますます増えていきそうです。
これから被害状況がはっきりしてくるにつれて、もっと効果的な支援が行われるようになるのではと期待しています。
山口ゆかり