ロンドン映画祭試写 昨日は満足の3本
It’s Kind of a Funny Story/イッツ・カインド・オブ・ア・ファニー・ストーリー(原題)
公式サイトIts Kind of a Funny Story | A Focus Features Film | Movie Overview
自殺願望のある男の子が入れられた病院でのお話。コミカルでハートウォーミング。ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーでもあるし、人生のつらいとこを見せながらも人間賛歌にもなってる。クセのあるキャラクターわんさかだし、会話が可笑しいし、それほど有名な人は出てないみたいだけど、けっこうヒットするんじゃないかな。
Heartbeats(Les Amours Imaginaires)/ハートビーツ(英題)
公式サイトLes amours imaginaires – En salle le 11 juin 2010
今回のロンドン映画祭で一番見たかったのがこれ。弱冠20歳の天才監督!監督・脚本・製作・主演を務めカンヌ映画祭や各国の映画賞さらう『アイ・キルド・マイ・マザー』 – シネマトゥデイ (の写真向かって左がドラン)にぶっ飛んだザヴィエル・ドランの第二作目。もうすごいことはデビュー作を見て充分わかっているので、今回はぶっ飛ばなかったけど、期待は裏切られませんでした。情緒的なメロディーのテーマ曲が、なんだか日本の演歌ふうで、頭の中でリフレインしちゃう。この人については、いずれ、どこかでじっくり書きたいです。
Everything Must Go/エヴリシング・マスト・ゴー(原題)
ウィル・ファレルがシリアスに挑戦。アルコール中毒で何もかも失いつつある男を演じる。全てを失うアル中といえば、浮かぶのはニコラス・ケイジがアカデミー賞獲得のリービング・ラスベガスだけど、そこはやはりウィル・ファレル、あそこまでヘビーではない。でも、いつもとは一味違うファレルも悪くないし、レベッカ・ホールは、いつものように、いい女だし、なかなかでした。